Tokyo diary

本と映画の記録です

【映画】リトル•ミス•サンシャイン他

3月多忙につき更新できていなかったが、このひと月ほどの鑑賞映画をまとめておきたい。 ■リトル•ミス•サンシャイン(2019年9作目) アメリカのコメディ炸裂。期待値以上だった。誰もが、いろんなものを抱えながら、生きてることにきづく。 ■ラストレシピ 麒…

【映画】バトル・オブ・ザ・セクシーズ

2019年8作目。 妻が気になっていた作品ということで自宅で二人で鑑賞。 1970年代アメリカの有名女子テニスプレーヤーであるビリー・ジーン・キングの実話に基づくお話。主演はラ・ラ・ランドなどでおなじみ(?)のエマ・ストーン。メイクやファッションが時…

【映画】ブエナ•ビスタ•ソシアル•クラブ★アディオス/グレイテスト•ショーマン

2019年6•7作目。 ブエナ•ビスタ•ソシアル•クラブ★アディオスは自宅DVDで。グレイテスト•ショーマンは目黒シネマにて鑑賞。 ちなみに今週•来週と、目黒シネマはグレイテスト•ショーマン1本勝負(1日5回上映/入場料1.000円)。 一周回ってのグレイテスト•ショ…

【本】未必のマクベス

2019年7冊目。再読。小説は今年に入って初。 600ページを超える長編小説ですが、平日の夜、脳が疲れて頭が回らなくなった状態で風呂に入っている時などに少しずつ読み進めて約1ヶ月で再読完了となりました。小説はこのくらい時間をかけて読むのがよいなと思…

【映画】くるみ割り人形と秘密の王国

2019年5作目。 お気に入りの目黒シネマで鑑賞。ちょっと暇つぶしに観た感はあるが、映画初心者としては選り好みせずにいろいろ見るか、という感覚で鑑賞。 基礎知識ゼロなのでフィルマークスのあらすじを引用。 愛する母を亡くし、心を閉ざしたクララがクリ…

【映画】君の名前で僕を呼んで/アデル、ブルーは熱い色

2019年3•4作目。 先週に続き目黒シネマで鑑賞。 この映画館がよいのは1500円で週替わりの2本を続けて観られることです。かつ、この2本にテーマ性があります。これ企画するの面白いだろうな。珠玉の2本を選んで、1週間で成果を出す。2本だからこその意味合い…

【本】今こそ「奨学金」の本当の話をしよう-貧困の連鎖を断ち切る「教育とお金」の話-

2019年6冊目。 著者は本山勝寛氏。東大工学部(学士)→ハーバード教育大学院(修士)と歩んだ超エリートだが、家庭は苦しく、給付型奨学金や授業料減免制度などを活用した進学体験を持つ方です。本書の主張は、その経験がベースとなっており、これを補強する…

【本】東大生が知っている!努力を結果に結びつける17のルール

2019年5冊目。 著者は東大・教育学部の大先輩の清水章弘さん。 (ふつう「大先輩」は年齢の離れた方に使いますが、清水さんはわずか1歳しか僕と年齢は違いません。しかしながら、その人格や世の中に残されてきた価値などを鑑みると大先輩とお呼びするのがふ…

【映画】500ページの夢の束

2019年2作目。 目黒シネマで鑑賞。竹中直人とか前田敦子とか有名人のサインが多くて驚きました。 主演はダコタ・ファニング。子役時代に有名な役者だったようですが、映画素人の僕は知りませんでした。自閉症で癇癪持ちの主人公を演じます。なかなか難題の演…

【本】これからの日本、これからの教育

2019年4冊目。 著者は元文部科学省官僚の前川喜平氏と寺脇研氏。 前川氏に関しては、加計学園の問題を巡って連日、方々からの報道があったことが記憶に新しいです。本書でもこれに関する見解が語られますが、本記事では深入りは避けたいと思います。 寺脇氏…

【本】新装版 個を活かす企業-自己変革を続ける組織の条件-

2019年3冊目。 今年は組織論の本も挑戦していきたい。 2007年の著書でありGAFA以前の成功企業がモデルですが学びは多いです。 【新装版】個を活かす企業 作者: クリストファー A.バートレット,スマントラ・ゴシャール,グロービス経営大学院 出版社/メーカー:…

【映画】日の名残り

2019年1作目。 カズオ・イシグロの小説の映画版。 1920~1930年代に、英国の名門紳士ダーリントン卿に仕えた執事・スティーブンソン氏が、第二次大戦後になって、アメリカ人の新たな主人に許可をもらって、当時ともに卿に仕え、多くの時間をともに過ごした女…

【本】アメリカの大学の裏側―「世界最高水準」は危機にあるのか?―

2019年2冊目。 父・竹内洋氏、娘・アキロバーツ氏親子での共著です。 アメリカの大学の裏側 「世界最高水準」は危機にあるのか? (朝日新書) 作者: アキロバーツ,竹内洋 出版社/メーカー: 朝日新聞出版 発売日: 2017/01/13 メディア: 新書 この商品を含むブロ…

【本】消えゆく限界大学―私立大学定員割れの構造―

2019年1冊目。 消えゆく「限界大学」:私立大学定員割れの構造 作者: 小川洋 出版社/メーカー: 白水社 発売日: 2016/12/28 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (2件) を見る ニッポンの大学は多すぎるのか?どんな大学が生き残れるのか?大学の消長に私た…

【映画】2018年に観た映画

長らく更新をさぼっておりましたが、2018年は人生の中でもっとも映画作品を鑑賞した1年でした。時系列にまとめると、 1 オリエント急行殺人事件 2 シアター・プノンペン 3 イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密 4 それでもボクはやってない 5 …

【本】人口減少の未来学

内田樹氏を編者とした12人の論考集 この週末は、日本の未来を考えるをテーマに落合陽一氏の『日本再興戦略』と本著を読んだが、12人が力を合わせても落合氏に叶わない印象だった。本著の編者とタイトルは以下の通り。 序論 文明史的スケールの問題を前にした…

【映画】ヒトラー〜最期の12日間〜

1945年4月、ベルリンの地下壕で過ごすヒトラー最期の12日間の物語 2時間30分を超える長い映画のほとんどが、地下壕のシーンです。ときどき地上のシーンもあるものの、ベルリンはこの時すでにソ連軍に包囲されているため、銃撃•砲撃は日常茶飯事。つまり、暗…

【映画】シング•ストリート 未来へのうた

80年代•ダブリン青春バンドの物語 いやーGWしょっぱなからいい映画に出会った♪多忙によりぜんぜん映画見れてなかったけど、やっぱこういう映画に出会うと、時間つくってもっと観たいと思えるな。舞台は80年代のアイルランド•ダブリン。勉強不足でこの時代の…

【本】知性は死なない-平成の鬱をこえて-

新進気鋭の歴史学者が鬱の経験を経て新たな境地に 著者は与那覇潤氏。問題作?の『中国化する日本』の著者です。日本の歴史を、江戸時代的鎖国体制と中国化との揺り戻しとで捉える大胆な切り口が物議を醸したと思われます。そんな与那覇氏がここ数年、うつ病…

【映画】トゥームレイダーファースト•ミッション

爽快なアクションをひたすら楽しむ映画 で、でいいのかな?映画初心者、アクション映画なんてもっと初心者の僕からすると、そういう感想しかもてなかったのだけど。舞台はロンドン。主役が、 アリシア•ヴィキャンデル演じる大学生ララ•クラフト。行方不目の…

【映画】STAND BY ME ドラえもん

いっしょにドラ泣きしません? と、いうキャッチコピーから察するにこれのターゲットは大人だな?子どもの頃にドラえもんを見て育った世代の。そして僕はまんまとその狙いにはまり、日曜日の夜にこの映画を手にとったのです。やさしい気持ちにもなりたかった…

【映画】怒り

信じたことによる絶望。信じられなかったことによる絶望。 日本の誇る豪華キャストが誇る、邦画っぽい映画です。2016年に観て以来2回目です。この間、さまざまな素晴らしい映画に触れてきたので、この映画どうだろかなーと思いましたが、やはり最後の30分え…

【映画】ヨーヨー•マと旅するシルクロード

音楽って美しい。人びとって美しい と、感じさせてくれるドキュメンタリー。世界的なチェロ奏者、ヨーヨー•マ氏と、彼のもとに集った世界各国の音楽家のお話です。彼は幼少期から音楽への天才的な才能を見せたがゆえに、自己選択のないまま音楽家になってい…

【本】最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと

マネジャーは人をみる、リーダーは未来をみる 会社の研修で渡された課題図書。リーダーシップとマネージメントの違いについてはいくつかの書籍を含む経験値からある程度の自論があるけれども、この書の明確なまとめもまたこの問題に関する、僕の理解を促進さ…

【キャリア】折にふれて満足するということ

毛色の違う記事を書きますが、タイトルにも触れた折にふれて満足するということが、人生にもたらす効能について改めて確信するにいたったので言葉にしておきたいと思います。 達成感とか満足感っていうのは僕は味わえば味わうほど前に進めると思っているので…

【映画】GOOD BYE LENIN!

そういう映画だと思って見てなかったけどジャンルはコメディ 2003年のドイツ映画です。ベルリンの壁崩壊直前に心臓発作で意識を失った母親が8ヶ月後に意識を取り戻した時には、時代は東西ドイツ統一へと大きく舵が切られていた。物語の舞台、東ベルリンには…

【映画】善き人のためのソナタ

自由を求める作家と、彼を監視する役人とを結びつけるもの 2006年のドイツの映画です。舞台はベルリンの壁崩壊前夜の1984年、東ドイツ。国家に目をつけられたのは自由を求める東ドイツの作家ドライマン。シュタージと呼ばれた秘密警察の役人ヴィースラーは、…

【本】物語のおわり

湊かなえブラックは影を潜めた この作家といえば『告白』のイメージが強いんですよね。筋はよく覚えていないけど、学校を舞台にしたとにかく不気味な小説だったことを覚えています。その不気味さによって作家としての彼女の立ち位置が際立っているという印象…

【本】みみずくは黄昏に飛びたつ

面白い何かを外に取りに行くっていう感じじゃなくて、そこに行けば大事な場所に戻ることができる、みたいな感じ という言葉が出てきます。本書の文脈ではこれは、村上作品とは何かという文脈で語られるのだけど、これがこの本をひとことで表した名フレーズだ…

【映画】スリー•ビルボード

雰囲気のある映画。重たいけど爽やかな香りが残る 映画館で見てよかったと思った映画に出会った。動機はたまたま六本木にいてたまたま時間があったから見た、という程度だったのだけど。舞台はアメリカ•ミズーリ州。気になって調べてみたら、アメリカのほぼ…