Tokyo diary

本と映画の記録です

2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

【映画】STAND BY ME ドラえもん

いっしょにドラ泣きしません? と、いうキャッチコピーから察するにこれのターゲットは大人だな?子どもの頃にドラえもんを見て育った世代の。そして僕はまんまとその狙いにはまり、日曜日の夜にこの映画を手にとったのです。やさしい気持ちにもなりたかった…

【映画】怒り

信じたことによる絶望。信じられなかったことによる絶望。 日本の誇る豪華キャストが誇る、邦画っぽい映画です。2016年に観て以来2回目です。この間、さまざまな素晴らしい映画に触れてきたので、この映画どうだろかなーと思いましたが、やはり最後の30分え…

【映画】ヨーヨー•マと旅するシルクロード

音楽って美しい。人びとって美しい と、感じさせてくれるドキュメンタリー。世界的なチェロ奏者、ヨーヨー•マ氏と、彼のもとに集った世界各国の音楽家のお話です。彼は幼少期から音楽への天才的な才能を見せたがゆえに、自己選択のないまま音楽家になってい…

【本】最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと

マネジャーは人をみる、リーダーは未来をみる 会社の研修で渡された課題図書。リーダーシップとマネージメントの違いについてはいくつかの書籍を含む経験値からある程度の自論があるけれども、この書の明確なまとめもまたこの問題に関する、僕の理解を促進さ…

【キャリア】折にふれて満足するということ

毛色の違う記事を書きますが、タイトルにも触れた折にふれて満足するということが、人生にもたらす効能について改めて確信するにいたったので言葉にしておきたいと思います。 達成感とか満足感っていうのは僕は味わえば味わうほど前に進めると思っているので…

【映画】GOOD BYE LENIN!

そういう映画だと思って見てなかったけどジャンルはコメディ 2003年のドイツ映画です。ベルリンの壁崩壊直前に心臓発作で意識を失った母親が8ヶ月後に意識を取り戻した時には、時代は東西ドイツ統一へと大きく舵が切られていた。物語の舞台、東ベルリンには…

【映画】善き人のためのソナタ

自由を求める作家と、彼を監視する役人とを結びつけるもの 2006年のドイツの映画です。舞台はベルリンの壁崩壊前夜の1984年、東ドイツ。国家に目をつけられたのは自由を求める東ドイツの作家ドライマン。シュタージと呼ばれた秘密警察の役人ヴィースラーは、…

【本】物語のおわり

湊かなえブラックは影を潜めた この作家といえば『告白』のイメージが強いんですよね。筋はよく覚えていないけど、学校を舞台にしたとにかく不気味な小説だったことを覚えています。その不気味さによって作家としての彼女の立ち位置が際立っているという印象…

【本】みみずくは黄昏に飛びたつ

面白い何かを外に取りに行くっていう感じじゃなくて、そこに行けば大事な場所に戻ることができる、みたいな感じ という言葉が出てきます。本書の文脈ではこれは、村上作品とは何かという文脈で語られるのだけど、これがこの本をひとことで表した名フレーズだ…

【映画】スリー•ビルボード

雰囲気のある映画。重たいけど爽やかな香りが残る 映画館で見てよかったと思った映画に出会った。動機はたまたま六本木にいてたまたま時間があったから見た、という程度だったのだけど。舞台はアメリカ•ミズーリ州。気になって調べてみたら、アメリカのほぼ…

【映画】ボーダーライン

原題はSicario(殺し屋) なんとなく原題の方がしっくりくる感じはしますね。2015年のアメリカ映画です。wikiによると【犯罪映画】とされてる。そんなジャンルあるのね。 ざっくりストーリーとしては、メキシコの麻薬犯罪を取り締まりたいアメリカの国防総省…

【本】野中広務 差別と権力

政敵たちを震え上がらせる恐ろしさと、弱者への限りなく優しい眼差しを併せ持った政治家•野中広務 つい先日、野中広務氏が亡くなられました。久しぶりにお名前お聞きしたなと思って。子どもの頃、よくテレビでお見かけしたけれど。それで少し調べていたらこ…