Tokyo diary

本と映画の記録です

【キャリア】折にふれて満足するということ

毛色の違う記事を書きますが、タイトルにも触れた折にふれて満足するということが、人生にもたらす効能について改めて確信するにいたったので言葉にしておきたいと思います。

 

達成感とか満足感っていうのは僕は味わえば味わうほど前に進めると思っているので、小さなことでも満足感、満足することっていうのはすごく大事なことだと思うんですよね。だから、僕は今日のこの瞬間とても満足ですし、それは味わうとまた次へのやる気、モチベーションが生まれてくると僕はこれまでの経験上信じているので、これからもそうでありたいと思っています

 

という引用からまず。これ、イチロー選手がメジャーリーグ3000本安打を放った記者会見で、記者から、3000本で達成感を得てしまって、これからのモチベーションに影響しないか?と問われて答えたときの発言です。

 

いや、改めてこの言葉味わい深いですね。

 

なぜこのことを今日考えたかというと、今晩、去年までともに仕事をしていた、昔の仲間と飲んでいた訳です。彼らとは、当時、なかなかお互い忙しいこともあり、強い情熱を持って仕事をしていたものの、ゆっくりとお互いの仕事ぶりについて語らい合う時間を持つことができないでいました。ところが、ほぼ1年の時を経て再会すると、当時の情熱がいま目の前にある景色であるかのように、思い起こされてきたのです。おそらく1年前、自らが当事者として仕事に向き合っていた時代には語ることのできなかった、濃密でくつろいだ会話があったのです。

 

過去にこだわっていまを生きられない生き方をしたいとは思わないけれど、今日のような、時を経たからこそ語り合える昔話に花咲かせられる贅沢な時間に満足して生きていくことは、ゆくゆくはいまの自分を支えていくことになるんだろうなと思ったんですね。まったく後ろ向きではないです、それは。あ、これだけ本気であの当時生きてたから、こういう時間に出会えるんだ、と思えば、いま多少辛いことや思うようにいかないことがあっても、よし、その中でいかに熱持ってチャレンジできるかが勝負と思えてきます。

 

折にふれて、自分自身を満足させてゆく時間はつくりたいと思いましたし、それはおそらく自分が過去紡ぎ上げてきた歴史のなかに、見つけることができるはずだと、確信に至った1日でございました。

 

はい、たまにはこういうエントリーもします。