本
2019年7冊目。再読。小説は今年に入って初。 600ページを超える長編小説ですが、平日の夜、脳が疲れて頭が回らなくなった状態で風呂に入っている時などに少しずつ読み進めて約1ヶ月で再読完了となりました。小説はこのくらい時間をかけて読むのがよいなと思…
2019年6冊目。 著者は本山勝寛氏。東大工学部(学士)→ハーバード教育大学院(修士)と歩んだ超エリートだが、家庭は苦しく、給付型奨学金や授業料減免制度などを活用した進学体験を持つ方です。本書の主張は、その経験がベースとなっており、これを補強する…
2019年5冊目。 著者は東大・教育学部の大先輩の清水章弘さん。 (ふつう「大先輩」は年齢の離れた方に使いますが、清水さんはわずか1歳しか僕と年齢は違いません。しかしながら、その人格や世の中に残されてきた価値などを鑑みると大先輩とお呼びするのがふ…
2019年4冊目。 著者は元文部科学省官僚の前川喜平氏と寺脇研氏。 前川氏に関しては、加計学園の問題を巡って連日、方々からの報道があったことが記憶に新しいです。本書でもこれに関する見解が語られますが、本記事では深入りは避けたいと思います。 寺脇氏…
2019年3冊目。 今年は組織論の本も挑戦していきたい。 2007年の著書でありGAFA以前の成功企業がモデルですが学びは多いです。 【新装版】個を活かす企業 作者: クリストファー A.バートレット,スマントラ・ゴシャール,グロービス経営大学院 出版社/メーカー:…
2019年2冊目。 父・竹内洋氏、娘・アキロバーツ氏親子での共著です。 アメリカの大学の裏側 「世界最高水準」は危機にあるのか? (朝日新書) 作者: アキロバーツ,竹内洋 出版社/メーカー: 朝日新聞出版 発売日: 2017/01/13 メディア: 新書 この商品を含むブロ…
2019年1冊目。 消えゆく「限界大学」:私立大学定員割れの構造 作者: 小川洋 出版社/メーカー: 白水社 発売日: 2016/12/28 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (2件) を見る ニッポンの大学は多すぎるのか?どんな大学が生き残れるのか?大学の消長に私た…
内田樹氏を編者とした12人の論考集 この週末は、日本の未来を考えるをテーマに落合陽一氏の『日本再興戦略』と本著を読んだが、12人が力を合わせても落合氏に叶わない印象だった。本著の編者とタイトルは以下の通り。 序論 文明史的スケールの問題を前にした…
新進気鋭の歴史学者が鬱の経験を経て新たな境地に 著者は与那覇潤氏。問題作?の『中国化する日本』の著者です。日本の歴史を、江戸時代的鎖国体制と中国化との揺り戻しとで捉える大胆な切り口が物議を醸したと思われます。そんな与那覇氏がここ数年、うつ病…
マネジャーは人をみる、リーダーは未来をみる 会社の研修で渡された課題図書。リーダーシップとマネージメントの違いについてはいくつかの書籍を含む経験値からある程度の自論があるけれども、この書の明確なまとめもまたこの問題に関する、僕の理解を促進さ…
湊かなえブラックは影を潜めた この作家といえば『告白』のイメージが強いんですよね。筋はよく覚えていないけど、学校を舞台にしたとにかく不気味な小説だったことを覚えています。その不気味さによって作家としての彼女の立ち位置が際立っているという印象…
面白い何かを外に取りに行くっていう感じじゃなくて、そこに行けば大事な場所に戻ることができる、みたいな感じ という言葉が出てきます。本書の文脈ではこれは、村上作品とは何かという文脈で語られるのだけど、これがこの本をひとことで表した名フレーズだ…
政敵たちを震え上がらせる恐ろしさと、弱者への限りなく優しい眼差しを併せ持った政治家•野中広務 つい先日、野中広務氏が亡くなられました。久しぶりにお名前お聞きしたなと思って。子どもの頃、よくテレビでお見かけしたけれど。それで少し調べていたらこ…
海外版のV字回復の経営 いやー久々にビジネス書界隈の分野のヒット作かもしれません、これは。ビジネスリーダーにITがマネジメントできるか?私自身は自他ともに認めるビジネスサイドの人間ですが(むしろビジネスの人間なのかさえも怪しいが)、妻がIT人材…
言わずと知れた(?)ファイナンシャルインテリジェンスを高めるためのこの本、手に取りました。ベストセラーになるのもわかります。とにかく、分かりやすい。そんな中で思うことをつらつらと。 ラットレースから抜け出すためには 著者は、会社のために働き…
本書の主題は、タイトルにも記した「なぜ、人類社会は大陸ごとに異なる経路で発展したのか?」。書名にもなっている「銃•病原菌•鉄」が、その問いの直接の要因として鍵になっているのだが、その大元にある究極の要因は何なのか?ということを、探る本です。…
山﨑元著「学校では教えてくれないお金の授業」の書評です。